会頭挨拶

2019年度 在イタリア日本商工会議所会頭

イタリア三菱商事会社
社長 細田 牧

 

本年度の在イタリア商工会議所会頭を拝命致しましたイタリア三菱商事会社の細田牧です。

私は1990年代後半から2000年にかけてミラノで勤務させて頂いたことがあり、今回が2回目の赴任となります。約20年振りに戻ってきたイタリアは以前に比べ多くの面で発展・整備が進んでおり、特に交通を含むインフラストラクチャーの充実したこと、英語を話すイタリア人がものすごく増えていること、そして日本食がイタリア人の間で非常に一般的になっていることに大変驚かされました。これは2015年に行われたミラノ万博の良い遺産という捉え方も出来るかもしれませんが、総じて日本人、日本企業、及び日本企業と関係の深いイタリア企業の皆様が当地にて活動し易い環境が整ってきたと言えると思います。今般、そのような環境化で会頭という重責にご指名頂いたことに非常にやりがいを感じると同時に身の引き締まる思いでおります。

商工会の運営に関しては『日本とイタリアの間の経済・通商及び親善交流の推進、会員相互の交流・協力、会員の利益となる活動の推進を図る事を目的とする。』という商工会設立の目的に忠実に、この目的を活動の中心に据えて運営をしてゆくことを心掛けてゆきたいと考えております。

この場を借りまして商工会の活動を少し紹介させて頂きますと、その活動は運営を支える理事会はもとより非常に多岐に亘っております。イタリア国内の他の商工会との交流を図るプント・ディ・インコントロの企画及び滞在許可証・住民登録等のスムースな取得の為のイタリア側との窓口となっている対外部会、政治・経理・法務等様々な面からイタリアの現状を理解する為のセミナーを企画している対内部会、WEBサイトを通じての発信、サイトの維持・改善、及び会員同士の交流を図る親睦会を企画している広報部会、種々の局面において理事会に答申を行うビジョン委員会、ミラノ以外で会員の多いローマ・トリノにての活動を担っているローマ分化会、トリノ分科会等があります。

幸い先日の商工会総会において本年度より上記活動を統括する部会長、分科会会長、加えて北イタリア在住の日本人の方々の生活の質の向上に大きく貢献頂いている北イタリア日本人会会長を新たに商工会の副会頭とする新体制をご承認いただきました。従いまして本年度は理事の皆様とは勿論のこと、新たに副会頭になられた皆様とも良くコミュニケーションを図りながら、更に会員の皆様の為になる、更に皆様が参加し易い会の運営を心掛けつつ、上記目的の達成の為に尽力してゆきたいと考えております。又、在イタリア日本国大使館、在ミラノ日本国総領事館の皆様にも種々ご助言・ご協力を仰ぐことも多いと存じますが引き続きご支援賜れれば幸甚です。

最後になりますがベネツィア・カフォスカリ大学日本語学科との協定において皆様にご理解・ご支援頂いている旨この場を借りて御礼申し上げさせて頂きます。同大学とは2016年に協定を締結致しましたが、以来現在までに10名以上の卒業生を日系企業で雇用頂いております。商工会としては今後共大学と企業の架け橋となり学生のサポートを継続してゆく所存ですので、改めまして皆様の今後のご支援を御願い申し上げる次第です。

1年という限られた時間ではありますが、可能な限り皆様とお会いして直接ご意見等お伺いする機会を設けてゆきたいと思いますのでご指導の程宜しく御願い申し上げます。

2019年4月