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名誉会頭挨拶

片上 慶一

駐イタリア日本国大使
在イタリア日本商工会議所名誉会頭

片上大使

 

 

駐イタリア日本国大使として、2017年9月に着任しました。

以来、在イタリア日本商工会議所の皆様におかれましては、ビジネスのみならず、様々な形で日伊両国の関係強化に尽力いただいていることを日々実感しております。改めて皆様の活動に敬意を表し、日本国大使として厚く御礼申し上げます。

在外公館では、外務本省の指揮の下、「世界一開かれた、相談しやすい公館」をモットーに、各地の事情に応じたきめ細やかな日本企業支援を目指しています。近年、在外公館による支援件数は増加しており、2016 年度は全在外公館による支援件数が5万件を超えました。このような中、当館としては、在ミラノ総領事館とも緊密に連携し、日系企業に開かれた大使館として引き続き幅広い支援を行っていくとともに、イタリア政府と日系企業界の橋渡し役を務めたいと考えております。

2016年,日本とイタリアは,国交開設150周年を迎え,両国各地で300以上の事業が実施されました。このマイルストーンを経て,両国の絆は更に強固に,かつ成熟したものとなりました。

政治・外交面では、ハイレベルの活発な往訪が実現しています。日伊国交150周年であった2016年の5月には秋篠宮同妃両殿下がイタリア各地をご訪問されたほか、2014年以降、安倍総理はイタリアを5回訪問、レンツィ前首相も日本を2回訪問しており,日伊関係の緊密性を示すものとなりました。

日伊両国企業による投資も順調に伸びてきています。日伊の産業は,製造業・ものづくりにおいて強みを持っていること,優良な中小企業の存在など,共通点が多いように思います。さらに,近年はエネルギー分野,第三国連携など多様な投資が見られるようになってきています。

2017年5月に両国の間で署名された防衛装備品・技術移転協定は,両国の協力に新たな地平を開くものであり,今後,具体的な協力につながることが期待されます。

2017年7月には日EU・EPAが大筋合意に至り,現在,最終合意に向けた交渉が鋭意進められています。EPAの実現により,今後,日伊の貿易・投資の活性化に向けて更に追い風が吹くことが期待できます。

両国間の観光も活発化しています。昨年,イタリアからの来日客が約12万人に達しました。本年には日本政府観光局(JNTO)ローマ事務所を開設いたしました。イタリア人観光客に日本の津々浦々を訪れていただけるよう,大使館としても観光振興に努めて参ります。

我が国とイタリアは、長きにわたり、友好的な関係を維持し、国際社会の中で共に重要な役割を果たしてきました。皆様のご意見やご協力を頂戴しながら、政治、経済、文化などあらゆる領域で未開拓な分野を発掘し、良好な関係の発展に力を尽くす所存です。大使館は常に皆様に開かれておりますので、何かありましたらいつでも大使館にご連絡ください。

2017年11月

Camera di Commercio e Industria Giapponese in Italia