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会頭挨拶

2017年度 在イタリア日本商工会議所会頭

イタリア三井物産
代表取締役社長 湊 秀郎
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今年度の在イタリア日本商工会会頭に選任されましたイタリア三井物産の湊です。ミラノ赴任後約6年となり、会頭を勤めさせて戴くのも2012年、2014年に続き3度目になりました。

イタリアは産業・技術の先進国としての顔や農業・観光国としての顔など様々な顔を持つ実に魅力ある国です。公的債務、銀行の不良債権や政治不安等々日本ではとかく悪い面が誇張される傾向にあるイタリアですが、製造業を中心とした確りした産業基盤や経済の底力があり、差別化した技術や商品、ブランドによる高い発信力は世界最高レベルです。また全般的に親日的で、様々な面で日本企業との相性は良く、日伊が共同して出来得るビジネスの潜在力は本当に莫大であるというのが駐在しての実感です。一方で、イタリアで仕事をするのには許認可や不透明な税制をはじめ独特のやりにくさがあることも会員の皆様は良くご存じの通りです。

在伊日本商工会は、日伊間のビジネスを活性化させるための情報提供やネットワークの構築支援をすることと共にイタリア固有のビジネスの阻害要因や環境の改善をすることを主目的に、様々な活動を1973年以降40年以上の長きに亘り行ってきております。

商工会の活動は理事会や部会で議論しながら毎年工夫を凝らし改善を行なっていますが、これから更に充実させていかなければいけない点も多いかと思っております。今後の商工会としての課題を設定するには、理事会や部会での議論のみならず、会員の皆様のご意見を広く頂戴することが重要と考え、4月にアンケートも実施しております。ご意見を踏まえた上で、課題の解決のため活動を見直し、理事の皆様と協力して、より会員の皆様のお役に立てる商工会にしていく所存です。

個人的に課題の一つとして考えているのは、商工会のネットワークの更なる強化です。イタリアはコネ社会と言われますが、本当にその通りで、企業へのアプローチ、情報入手、諸手続き、問題の解決等々様々な面で、良くも悪くもコレクションがあるとないとでは結果が全く異なります。商工会は長年の活動を通じて、様々なネットワークやノウハウを蓄積しておりますが、ネットワークを更に拡大していくことは極めて重要だと考えております。

大変微力ではありますが会頭として少しでも皆様のお役に立てる様頑張りますので、ご支援とご協力を賜り度く宜しくお願い申し上げます。

2017年4月

Camera di Commercio e Industria Giapponese in Italia